Inside of Zire71
2003.04.29
by Tokio la Palm Tech-Lab.


Zire71 筐体は前面がブルーのメタリック塗装、背面から側面が金属メッキを施した樹脂部品である。やわらかな曲面を描いている上に、合わせの隙間も殆どなく大変美しい。ビスも背面に2本見えるだけで筐体設計の完成度はかなり高い。

ということは、分解もかなり難しいだろう。。。。

Remove_Label
こういう造りの筐体は隠しビスがどこかにあるはずだ。

まずは背面のバーコード、型番がプリントしてあるラベルをドライヤーで暖めながら剥がす。

案の定、3本のビス(赤矢印)が見えたので、全て外す。

demontarge シャッターボタン周りのカバーが全て見えるまで、背面部を下にスライドする。このカバーはパッチン爪で背面カバーに留まっているので、外側の背面カバーを広げながら手前に外す。この作業がもっとも難しいので慎重に。

demontarge カバーを外すと、PHOTOシャッターボタン、ユニバーサルコネクタと一体になったフレキシブルケーブル、スピーカーが見える。

demontarge ユニバーサルコネクタを留めている2本のビスを外す。シャッターボタンがパッチン爪で留まっているので、支えている部品を壊さないように外す。
フレキシブルケーブルを固定している基板、スピーカーは両面テープで留まっているので、ラベル同様ドライヤーで暖めながらへら・ナイフ等で外す。
背面カバーをスライドさせて外す。

demontarge 本体背面上側の2本(T5トルクス)・下側2本(黒十字ビス、そのうちの左側1本はその上の金属部品と干渉するので金属部品を留めているビスを緩める)を外す。左右3箇所(計6箇所)のパッチン爪を外す。

中央の1/3を占める黒い部分はバッテリー。両面テープでしっかり固定されているので型番、容量はわからない。
34×53.5×6というサイズから推測すると、手持ちのPHSのバッテリー(サイズ 32×53.2×5.4):620mAhとほぼ同等と思われる。

Main_PCB この先の作業が心配なので、バッテリーのコネクタを外す。
中央の丸い部品がカメラユニット。右に見えるSDコネクタのためにやや左にオフセットしている。カメラユニットの左にはステレオイヤホンジャック、上には赤外線ユニットが見える。

Main_PCB 基板を固定しているビス(赤外線ユニットの右側)を1本外す。メイン基板が持ち上がるのでLCDユニットにつながるフレキシブルケーブルをコネクタから外す。これでメイン基板の前面側が見られる。

中央の正方形がTI製のOMAP CPU、左側の長方形がFlash ROM(FUJITSU 29PL32BM-90PFTN)、右下のラベルの下には、DRAM(Winbond W981216BH75L)、カメラユニットはメーカー、型番共不明であった。

LCD_and_Button
LCDユニット、ハードボタンは前面パネルから簡単に外れる。電源ボタンは軽圧入で留まっているが容易に外れる。これらはシンプルな形状をしているので、クリアボタン製作を考えているユーザーには嬉しいかもしれない。

LCD LCDユニットにはドライバーと思われるSONYのロゴが入ったBGAタイプのICが見える。

これ以上は分解が困難だったので、バックライトがLEDアレイか冷陰極管か分からなかった。インバータなどは見あたらないのでおそらく前者だろう。

スタイラスロック機構 スタイラスは樹脂一体型のシンプルな物。ロック機構は金属板バネでしっかりクリック感が得られる。これなら使用しているうちに、ゆるくなってしまうことは無いだろう。

自分撮り Zire71は折り畳みタイプのCLIEの様な真似は出来ないので、基板がバラバラの状態で自分撮りに挑戦してみた。

この後無事に組み上げることが出来たが、全体的に樹脂部品のパッチン爪と両面テープを多用して組み上げられているため、分解・再組み立てはかなりのスキルを要する。
もちろん保証も効かなくなるので、むやみに分解する事は避け、このページを見るだけで満足して欲しい。

ケース 大事なことを報告し忘れていた。今度のZire71にはPalm inc.製のマシンで初めて「ストラップ」が付いたのだ!
と言っても付属のケースにだが。

本体は相変わらずストラップのための穴はない。しかも滑りやすいので、シリコンシートを貼るなどして落下防止対策をした方が良いだろう。

J-OSで日本語化 J-OS for TTととあるファイルを偶然Zire71にインストールしたら、J-OS開発者の山田達司氏もびっくり、日本語表示,入力が可能になった。といっても正式なものではないので,今後の山田達司氏の対応に期待 :-)


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